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- 「大腸劣化」の悪影響
「巣ごもり便秘」になっていませんか?今、気をつけるべき「便秘」とその理由
松井 輝明
ほんの10年ほど前まで、「便秘」は病気とは考えられていませんでした。生死に直接関わらないため長らく軽視され続けていたのですが、2017年に日本で初めて「慢性便秘症診療ガイドライン」が発表され、便秘の定義や種類がようやく明確になったのです。
便秘の人は、一生懸命がんばっても“空回り”!?
便秘は現代人にとってあまりにも身近な症状であるため、個人の体質・体調の問題として片付けられがちです。しかし便秘を放置し、しっかりとした予防・改善の取り組みがなされなければ、やがて「生活の質」や「仕事の生産性」にまで悪影響がおよぶかもしれません。
「体臭」と大腸の意外な関係
気温が上がり汗の量も増える春先から夏にかけては、「体臭」への意識が高まる時期でもあります。特にここ数年は「スメハラ」という言葉も登場し、社会問題にもなっています。体臭の原因はいくつかありますが、心理的なストレスも大きく関係していることをご存知ですか?
「うつ」や「肥満」と腸の深い関係
生活環境が大きく変化し、さまざまなストレスを感じる人が増えています。そうしたメンタルの健康リスクを予防する手段の一つとして近年研究が進んでいるのが、「脳腸相関」と呼ばれる脳と腸との密接な関係です。
冬の寒さが引き起こす
負のスパイラルに要注意!!
松井 輝明
20代から50代の男女1,600名に「年末年始の行動に関する調査」を実施したところ、『今年の年末年始(2021年12月末~2022年1月初め)にやろうと考えていることを教えてください』という質問では、4人に3人は何らかの外出をするという結果がでています。
季節の変わり目は、便秘に要注意!
腸内細菌が働く“オフィス”を綺麗に
便の排出を担う大腸は自律神経の影響を受けやすい器官です。緊張やストレスなどで自律神経のバランスが乱れて交感神経が活発になると、腸の働きが低下して便秘になりやすくなります。自律神経は、気候や気温の変化にも敏感であり、季節の変わり目は特に気を付ける必要があります。
シニアの便通実態調査①
シニアに迫る“ミイラ便”のリスク
全国の60~80代男女600名を対象に調査を行ったところ、日ごろは話題にしづらい便通状態から心身の不調や幸福度に及ぼす影響、便秘対策の具体的な方法などが浮き彫りになりました。
シニアの便通実態調査② “ミイラ便”は、全身不調や見た目・幸福度にまで影響する!?
全国の60~80代男女600名を対象に行った調査によると、その半数が常に快便ではなく、50代以降から便秘になる人も多いことが分かりました。硬く固まって出しにくい “ミイラ便”になっている可能性も示唆されています。